残業対策を起こす気にさせる方法

今日後輩が残業しているのを見て残業の常態化を回避するための方法はなかろうかと思索しました。


残業回避の基本は「各自タスクを効率化する」となりますが、業務多忙が創意工夫で解決できるレベルの限界*1に達したら、「資源(モノ・カネ・ヒト)を増やす」か「スケジュール(時間)を伸ばす」しかなくなります。
それらができるのは管理職ですが、簡単にOK出すわけないので、そういうときは訴求しましょう。


ということで残業対策を起こす気にさせる方法を考えてみました。

  • 残業バーンアップチャートをつける

壁に方眼紙を貼って、x軸に日付を書きます。帰宅間際に残業1時間につき1cm四方の丸いシールを縦に貼ります。
毎日やると累積棒グラフみたいになってあとどのくらいでマックスに達するのか「見える化」されます!


チームの誰が一番残業しているのかも一目でわかります。これで雑用が回避できます。

  • 繰り返し訴求する

毎週の進捗会議で今週の残業時間を報告します。
進捗報告の一環として残業の是正を管理職のタスクに思わせるようにします!


毎週やるのがコツです。

  • コミコミで見積もる

単純に足りないと言っているだけだと愚痴になるので、イワユル人月でいいので計算します。
ただし特定のスキル(非技術的スキルがボトルネックになりやすい)や立場(権限やチームメンバーがついているなど)がないとできない仕事が多いので、それらもコミコミで。


そうでないと逆にコミュニケーションコストや教育コストがかかります。

  • 残業している状態を写真に撮って貼る

同じチームの人が残っていることが多いです。たまーにふと見ると同じチームしかいないことがよくあります。
だから管理職や他の人からみて(その人たちは帰っているので)異常事態に気づきにくいです。ちょっと離れたところから写真を撮って昼間に掲示します。


ちょっとしたチームワークの醸成にも役立つかもしれません。



私は「残業しないで帰ろう」と言うことが多いですが、それだけでは「頑張れ」と同じくらいの意味しかないと感じてます。具体的な支援ではなく、個人の力量に頼っているだけで、なんら解決しません。
ということで自分への戒めとして具体的なアクション(を起こしてもらうアクション)を思索してみました。



とはいえ一番手っ取り早いのは「私も手伝ってあげる」なんですが*2

*1:人間の創意工夫に限界はない!のは余裕があるときの話だと個人的に思います

*2:手伝いませんでしたが(笑)